太陽レクチャー・ブック・シリーズ(平凡社)

池袋コミュニティ・カレッジでの「講座太陽」のレクチャーをもとにした単行本のシリーズです。

  

 

001 『グラフィック・デザイナーの仕事』

 

      

■タイトル:太陽レクチャー・ブック001 グラフィック・デザイナーの仕事

■著者:祖父江慎 角田純一 グルーヴィジョンズ 

     クラフト・エヴィング商會 伊藤高 藤崎圭一郎

■編者:平林享子(クローバー・ブックス)

■ブック・デザイン:groovisions

2003年7月10日発行

■A5判 144ページ(巻頭口絵カラー16ページ)

■定価:1570円(本体1500円+税)

■発行:平凡社

 

 

                             
   

目次

 

(巻頭カラー16ページ)

祖父江慎の作品

角田純一の作品

グルーヴィジョンズの作品

クラフト・エヴィング商會の作品

 

 

01 祖父江慎/ブック・デザインとは?
  「本の内容に合う形をこの世に降ろしてくる巫女さんみたいな仕事です」

 

02 角田純一/グラフィック・デザイナーに大切なことは?
  「よく見て、よく考える。そして自分の感覚を信じること」 

 

03 グルーヴィジョンズ/多様な活動を可能にするチームでの制作について
  「ものづくりの“システム”をつくる楽しさ」  

 

04 クラフト・エヴィング商會/クラフト・エヴィング商會流・本のつくり方
  「残りものでいかにおいしいゴハンをつくるか」  

 

05 補習講義「グラフィック・デザインの歴史」 
      藤崎圭一郎(デザイン・ジャーナリスト)

 

「編集者が語る、グラフィック・デザイナーとのコラボレーションについて」 

  プチグラパブリッシング 伊藤高

    

 

 

本書は、祖父江慎、角田純一、グルーヴィジョンズ、クラフト・エヴィング商會という4人(組)の方による「グラフィック・デザイナーの技法」という講座(@池袋コミュニティ・カレッジ)のレクチャーをもとに、追加インタヴューを加えてまとめたものです。

ブック・デザインは、まるで巫女さんのように、本の内容に合う形を降ろしてくることだという祖父江慎さんのお話は、具体的なノウハウが満載で、また日本語のデザインの特徴、日本の出版文化へと話題は広がっていきます。

雑誌や写真集のアート・ディレクションで活躍している角田純一さんは、グラフィック・デザインという仕事の魅力についてソウルフルに語ってくれ、「好きなことをやっている人しか、残っていけない」とか、なるほどなぁと思う言葉がいっぱいで、インタヴューしている私自身、とても勇気づけられました。

アート・シーンでも活躍するグルーヴィジョンズは、彼らのユニークな創作活動における思想について、とてもクリアに語ってくれています。その思想に共感し、このシリーズのブック・デザインをお願いしました。

物語作家でもありデザイナーでもあるクラフト・エヴィング商會は、物語から装丁までトータルに本づくりを行う独自の創作スタイルのヒミツを、とても太っ腹なことに懇切丁寧に教えてくれました。

それから、補習講義「グラフィック・デザインの歴史」では、デザイン・ジャーナリストの藤崎圭一郎さんが、ロシア構成主義から現在までのグラフィック・デザインの歴史を、非常にわかりやすく、面白く書いてくれています。

 

グラフィック・デザインに興味のある方はもちろん、出版・印刷・映画・音楽業界の方々にも興味深い内容になっていると思います。