太陽レクチャー・ブック シリーズ(平凡社)

    池袋コミュニティ・カレッジでの「講座太陽」のレクチャーをもとにした単行本のシリーズです。

 

 

 

003 『北欧インテリア・デザイン』

 

 

■タイトル:太陽レクチャー・ブック003 北欧インテリア・デザイン

■著者:島崎信 柏木博 織田憲嗣 米津誠太郎 

     川上玲子 伊藤大介 山口淳 土田貴宏 新見隆

■ブック・デザイン:groovisions

■2004年9月25日発行

■184ページ(うちカラー32ページ)

■定価:1890円(本体1800円+税)

■編者:日下部行洋(平凡社)+平林享子(クローバー・ブックス)

■発行:平凡社

 

 

   
  

目次

 

カラー図版 32ページ

 

01 [北欧デザイン概論]
限られた資源を最大限に生かす――北欧デザインの背景と特質   島崎 信  

 

02 [北欧デザイン史]
国際性と地域性――北欧デザインが世界をリードした理由   柏木 博

 

03 [北欧家具]
名作はリデザインから生まれる――クリント、マルムステン、ウェグナーを中心に   織田 憲嗣

 

04[北欧照明]
眩しさのない光――北欧の照明器具デザインの伝統   米津 誠太郎

 

05[北欧テキスタイル]
安らぎと温もり――北欧の暮らしに欠かせないテキスタイル   川上 玲子

 

06 [北欧近代建築]
ナショナル・ロマンティシズムとモダニズムが築いた未来像   伊藤 大介

 

北欧プロダクト20選 山口淳 

 

北欧デザイナー30 土田貴宏

 

コラム01 北欧建築紀行 新見隆

コラム02 20世紀のモダニズムが生んだ北欧テーブルウェア再評価考 山口淳

コラム03 北欧の日用品を扱うショップ「クラフト」 

   

 

 

北欧デザインについて、各ジャンルごとに、第一人者の方々に執筆していただいたレクチャー・ブックです。

家具は織田憲嗣さんが、照明は米津誠太郎さんが、テキスタイルは川上玲子さんが、建築については伊藤大介さんが、歴史、変遷、背景となっている思想、特徴などについて、わかりやすく解説してくださいました。

50年代にデンマーク王立芸術アカデミーに留学してヤコブセンやオーレ・ヴァンシアから直接指導を受けた島崎信さんが、北欧デザインに関する長年の研究と体験を踏まえ、なぜ北欧のデザインがかくも魅力的なのかについて真摯に語ってくださった「北欧デザイン概論」もたいへん示唆に富んでいます。

柏木博さんによる「北欧デザイン史」を読むと、つねにモダン・デザインをリードしてきたのが北欧デザインであり、アメリカや日本のデザイナーがなぜ北欧デザインを理想としたのか、その理由もよくわかります。

資源の乏しい国ゆえの逆転の発想、徹底した人材育成、蓄積のデザイン、国際性と地域性の共存などなど、北欧デザインの「秘密」が、この本を読むとよくわかると思います。そして、それはとりもなおさず、理想のデザインとは何か、根源的なデザインのあり方についてを語っていることでもあります。

木目調の表紙に、スウェーデンの国旗を思わせるブルーとイエローの配色。groovisionsによる北欧感あふれるブック・デザインもお楽しみください。