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2003年12月16日


『真珠の耳飾りの少女』、すばらしい。フェルメール・ファンとしてもヨハンセン・ファンとしても最高の喜び。うきうきと試写室をあとに。

『コンフィデンス』といい、このところうきうきとGAGAを出る事が多い。


2003年12月14日


金沢シネモンド5周年パーテイにお呼ばれするという光栄にあずかり、行ってまいりました。大変な歓迎を受け感謝しています。ぶっとびの女性パーテイ衣装に、青春が戻ってまいりました。和服女性も多い。映画館の維持は大変だと思うけど、がんばってほしい。また行きます。サイコ・モーテル的な温泉も? 21世紀美術館も建設途上だが、楽しみ。会田誠のドキュメントも来年金沢で上映されるらしい。

もっきりやは、金沢で唯一のジャズ・ライブの店ではあるわけだが、ここには高松次郎のコンセプチュアル・アートの逸品、「この七つの文字」が飾られていて、ご主人と高松との関係なども意外な新事実ぞくぞくである。


2003年12月9日


松久淳氏より『ホワイト・グッドバイ』(幻冬社)いただく。原稿用紙400字詰めで203枚とあるが、270枚近くはあるのではないか?製作部の勘では。

 


2003年12月8日


『ワンダーマガジンDVD』誌にジブリが企画した作家、堀田善衛がらみの原稿をメール。小説家も読みつがれていくことはひどく困難な時代だが、小説家ですらそうだから、われわれマイナー・リーグの物かきは死んだらそれでおしまいである。

アーティスト・ハウスから、字幕監修した『散歩する惑星』DVDが送られてきたが、いっしょにおまけで、『モーヴァン』、それに『トリコロール青・白・赤』がついてきた。うれしい。ありがとね。


2003年12月3日


『美術の窓』編集部に『アドルフの画集』紹介原稿を送信。

BT原稿、娘にたしなめられる。


2003年12月2日


BTに「まこちゃんからまことちゃんへ」というアホな作文(!)をメール。担当編集のあべちゃんは
半分死んでいたので、原稿はそのまま通る。高度に難解なBT読者は受け入れてくれるだろうか? 小学生の作文を。毒は入れておいたが。

扶桑社の富田氏より『地球に落ちて来た男』待望の翻訳!いただく。


2003年11月25日


アーティストハウス、川上純子さんより、マイケル・ムーア『おい、ブッシュ、世界を返せ!』、ジェフリー・アーチャー『獄中記』いただく。川上さんは元同僚でいまは出版部、編集長。

文春のミステリ・ベスト5アンケートいつも考えているうちに忘れてしまっているが、今年はだしてみよう。


2003年11月20日


『ぼくは怖くない』ひさしぶりのイタリア映画を見る。麦畑のなかの少年視点スリラー。カメラを含め、この種のものにあまりないタッチが新鮮だった。

Yに『呪怨』の清水監督を紹介される。かわいい、といっては失礼か。

 

BTに会田誠へのオマージュ頼まれる。

リラックスにレイというかわいい男の子がいて、ごひいきにしてくれているのだが、それもあってひさしぶりにファブ復帰である。

 

帰りにボジョレ買って、おうちでちびり。


2003年11月10日


ブラック・ダリア(エルロイ版)、デ・パルマらしいがどうだろう? 期待していいのか肩透かしか?


『ラスト・サムライ』は徹頭徹尾、渡辺謙の映画である。大画面に映える。


『MUSA』パンフ原稿送付。次は『ハッピーエンド』を見なくては。


2003年11月5日


佐々木淳氏よりTEL。ということは
『テン・ミニッツ・オールダー』パンフ、というわけで監督1人担当。さて誰かな? この映画、有名監督の短編集なのだが、てんでばらばらが面白い。

岡村氏とお茶。カイル・クーパー作品集いただく。ソニーにクーパー・タイトルデザインのホラーがあったな? 確認していってみようと。

見逃してる映画、山ほどあるけどしかたない。


2003年10月31日


ラストのわずかの時間の映像とナレーションで本年屈指のノワール作となったのが
『アンダーワールド』である。好きだな、この世界。ヴァンパイアと狼人間の抗争という魅力的な世界。おれはフィメール・ゴス・ノワールとして楽しんだ。公開まで時間がなさすぎ。ミルクマン斎藤氏ほか宣伝チームと
六本木ラーメン。でたら下着女がふたり、目の前に。あ、きょうはハローゥインだった。


2003年10月19日


子供たち引き連れ
『キル・ビル』記者会見へ。子供は外でお買い物、あたりまえだ。会場で若林嬢とブルータス斎藤に。彼女がフル回転したブルータス、タランティーノ号完売。ごくろうさまでした。

次のパンフはMUSAだ。さあて、どうあの熱を伝えるか、だな。


2003年10月16日


ブルータスのタランティーノの自宅訪問特集、若林ゆり嬢の渾身の原稿満載。すごいは、このタラ愛。感服しました。1部2部にわける場合の1部の終わりの気のもたせかたがさすがタランはうまい。栗山ちゃん、いいね。情無用のお笑い残酷復讐劇、TVシリーズ『燃えよ、カンフー!』はキャラダイン(ビル役)の声優の声がバッグンだったことを思い出したよ。サントラ聴いてみよう。

田中エリス詩集
『かわいいホロコースト』(ミッドナイト・プレス)いただく。


2003年10月15日


朝、
『キル・ビル』。笑える。もっともパワーがあったのは、アニメだったが、ブラッドのチームときいて納得。三池崇史のノリに近い。しかし、こんなものを作れるなんてしあわせだろう。

藤沢周氏より『箱崎ジャンクション』(文藝春秋)いただく。


2003年10月7日


フィルムアート社津田さんよりわが友、村山氏責任編集の
『シネマ革命1960』いただく。
中条省平氏の高1時代のゴダール評が掲載されているが、早熟である。とうてい真似できない。

『月曜日に乾杯!』パンフ届く。原稿を書いたのである。だれも書かない暗い原稿を。


2003年10月3日



夜、メールで知っていそいでメディアボックスへ。
『武士』の試写である。これがさすがコリアン映画、気持ちよく熱い。明日は『月曜日に乾杯!』の公開かな、と確認したら来週だった。

ヤンキース×レッドソックス、ブレーブズ×マーリンズと予測したがどうかな?地区リーグは。

BOWIEという椅子を平林さん発見。うん、行って見よう。


2003年9月30日



『アイデンティティ』ようやく見る。タクシーはまたどこへ連れていかれるかわからないので徒歩で。大場正明さんと久しぶりの出会い。帰り木村屋(こちら個人営業のほう)でパンを買う。夜に『リクルート』見る。どちらも明快な作品だった。

扶桑社よりハリイ・ホイッティントンの『殺人の代償』いただく。まったく知らなかった1950年代ノワール作家だがさすが池上冬樹さんはとっくに読了済みらしく解説もさすがなものである。ジャンル新参者ということをこういうとき思い切り知らされる。


2003年9月25日



扶桑社よりジム・トンプソン
『取るに足りない殺人』いただく。

『ジェイソンVSフレディ』見る。小学校時代みた市川歌右衛門と片岡千恵蔵のオールスター映画での出番時間を揃える苦労を思い出した(?)。つぎはマイヤーズ(『ハロウイーン』シリーズ)も入れてやらないと。帰り携帯紛失に気づくが、やはりフレディのしわざだった。いっしゅんの睡魔のすきをつかれたようだ。ヘラルドに電話すると、いきなり携帯ですね。わかるはずだ、電源いれるとおれの顔がいきなりでてくる仕掛けに娘がしてくれているのである。


2003年9月23日



国際フォーラムCでトム・ウエイツ×ロバート・ウイルソンのだみ声オペラ
『ヴォイツェク』を娘と。河原晶子さんにええ、来るの知らないの?だめじゃん、といわれ、あわててチケットを娘にとらせた。新聞とか雑誌をとんと読まなくなったので情報に疎いのである、このところ。自分じゃもうめんどうなことはできない。もったいない舞台だった。面白かったのに、客がいないのだ。なんかなじみがあるな?と思ったら、手持ちの『ブラッドマネー』はこの実験小オペラのためにウエイツが書いたものを自分で歌っての盤だった。久保玲子さんとハイ・ファッションの元・現の二人の編集者と遭遇。そして後藤繁雄さんとも。親指を立てて別れる。

 

頼まれている理想の恋愛形というアンケートにはどうも答えられそうにない。


2003年9月22日



『月曜日に乾杯!』パンフ原稿を送信。みょうな連続で東宝ステラ製作パンフのネクストは
『アイデンティティ』。まだ見てないんだけど。だいじょうぶであろう、もうそういう性格なのである。谷崎+森繁を極めよう。

 


2003年9月18日



朝、9時半、神田駅からタクシーで聖路加タワーへ。ところが行けども行けども……。なぜか東京都現代美術館が見えてきた。素人でも簡単に営業できる、というタクシー業界のすごさ。『アイデンティテイ』をこれで見逃す。もちろんタクシー料金は払わなかった。わからなくてもそこを左ですとまちがったままつきすすむ運転手はすごい。妙に感動した。

会社へつくとIから『ぼくの好きな先生』ノートがいっぱい届く。映画は見始めたらつい見入ってしまう面白さ、悲しさ。こんなわずかな人数の生徒たちでもみんな問題をかかえていて、それを先生があわてずときほぐしていく。はやく『月曜日に乾杯!』のパンフ原稿書き上げなくては。

パンフに寄稿した『リード・マイ・リップス』公開は今週土曜か。あ、『くたばれ!ハリウッド』も今週末か?なんか多そうだ、週末公開。


2003年8月28日



ハーパース田畑氏がポロック取材に行くということで、資料本手渡し、その後、Yと柳下氏合流。噂の真実と真実の嘘をめぐってうろうろ話す。ジェイソンvsフレデイ話とかね。Yから『ストーリーテリング』DVDいただく。


2003年8月26日



製作部でいろんな見積もりをとるわけだが、そのせいもあって試写状の仕掛けがやたらと気になる。「これはいくらで可能?」。今日届いたのではヴィンセント・ギャロ『ブラウン・バニー』、肌触りよくタイトル・タイポが盛り上がっている。なにか布を貼ったような。『スパイ・キッズ』は立体めがね付。『バリスティック』は弾丸穴あき。原稿締切は公開逆算のぎりぎりを算出する能力?を身に付けたが、これからは「あ、これは単価いくら」と読めるようになるか?映画に行けてないのが申し訳ないが。

ミラクルヴォイスからすてきなノートブックをいただく。『ぼくの大好きな先生』関連のグッズでフランスのスクールノート仕様。おれのノワール・アイデアを書くには絶好だ。ゲンズブール的ニュアンスでだが。

『アイデンティティー』、『コール』、『ブラウン・バーニー』、『10ミニッツ・オールダー』2本、『フレディVSジェイソン』以上7本は見ること可能。朝か夜か、だから。ちょっと試写状を整理してみた。


2003年8月22日



『リード・マイ・リップス』パンフのためにフレンチ・ノワールのなつかしい闇へ。

藤沢周さんから新作『ダローガ』(新潟日報事業社)いただく。周さんとも長く会ってないな。

あつい。ぼやける。


2003年8月10日



『元カレ』になぜかハマッてしまった。理由はソニン。すばらしい。いくじなし! か。ソニン。

デュシャンの評伝を読み始める。沸沸と脳が活性化する、すぐ忘れるとしても。


2003年8月7日



朝、土方巽の暗黒舞踏、京都大学西部講堂1972年の8ミリフィルムの記録を編集した映像を見る。土方の踊りはリア王ほかさまざまな聖なる狂気を連想させていまだにたたずまいだけで光を放つ。多摩美大教授、西嶋氏、高崎氏、それにミズ・シネモンドと顔合わせ。
そのあとビール顔で、近かったので『月曜日に乾杯!』を見る。寝ないでくださいよ、とOに念を押されるが、だいじょうぶ、マイフレンド(この映画が松久のパーテイで流され、テーブルのコたちとさてなんて映画だっけ?でもりあがり、マイフレンドまではでてきたもののだいじょうぶが、みんなだいじょうぶじゃなかった。ここでおさらい)。おさらいはいいがやはり少し眠ったかも。話はながれがみえたから眠ってないような気もする。終わったあと、入り口で町内会の池内紀さんとばったり。

息子と待ち合わせて神宮へヤクルトー阪神戦へ。一塁側も阪神一色、うるさいことこのうえなし。川尻はないだろう。で敗戦。阪神狂のKからメールあり。娘から松久の『ヤング晩年』面白いとトイレからメール。トイレの愛読書と化している。


2003年8月1日



扶桑社ミステリー文庫から新シリーズ「ヴィンテージ」シリーズが始まるようだ。ハヤカワ・ミステリのポケミス名画座と並ぶフィフティーズ未訳シリーズ、新訳シリーズになりそうで楽しみである。ヴィンテージの究極はチャールズ・ウイルフォードBurnt Orange Heresyだろう。完全に俺向きな傑作。つまりアート・ノワールってことだ。

タランティーノ、ブルータスが大特集を組むらしいが出来はどうなんだろう。GAGAの命運をかかってるらしいけど。芝山氏と久しぶりの・・・・。


2003年7月30日



夜、松久淳の作家としてリスペクトしてくれパーテイが代官山にて。着いたら早すぎた。迷うと踏んで早めにいったらどんぴしゃで着いてしまった。『ヤング晩年』、病弱の松にいいタイトル。晩年ヤングはおれだけど。料理の味が一色で考慮の余地あり、ではありませんかお店のかた。おれが1番の年上、最近どこでも。


2003年7月24日



フィルムアート社のアート60年代原稿で高松次郎を書くべきか、同じ市民だし。悩みながら、アシール・ゴーキーの絵に惹かれてGAGA『アララトの聖母』(アトム・エゴヤン監督)
見る。ズドンとくる傑作。メタ映画という知的な構築方法なのだが、知性に感情を注ぎ込むエゴヤンは熱い。大場正明さんと1年ぶりぐらいに出会う。中目黒へでて呑む。娘から電話。マシュー・バーニーと飲み会のお誘いがお父さんにはいってるよ。ということはビョークが同席?でも、ビターなコたちを選択。

京阪神Lマガジンから掲載誌届く。『パンチドランク・ラブ』、『呪怨2』、『散歩する惑星』、『テープ』、『キャンディ』と関西では小生パンフ寄稿映画揃い踏み。関西の人見てね。


2003年7月17日



ようやくポロック原稿メール添付。

アトム・エゴヤンの新作はゴーキーの絵が元になっているようだ。見たい。

『カッティング・ルーム』(ハヤカワ・ミステリ)読み始める。エロなアンダーワールド。面白い。


2003年7月13日



ヘラルド&ソニー夫婦が倉庫に。ポロックがらみの本の撮影だが、まだ1冊でてきてはいない。すべて、うまくいけば『ポロック 二人だけのアトリエ』のプレスを飾ることになる。もう汚いから全員土足のままあがってもらう。二人とも業界屈指の本好き、で知られており、このまえ新築の家に本棚を見にうかがったばかり。いっしょに原稿を書くK氏がまだ未入稿ときき、一安心。安心しちゃいけないんだけど。


2003年7月12日



ぴあフィルム祭に初めて参加。というのは三池崇史監督の『牛頭』のフィルム上映が今回を逃すと見ることができないからだ。会場で大森望さんとばったり。『呪怨2』の試写会以来か。プレスを見るとコンセプトが「リンチがVシネヤクザものを撮ったら?」というものらしい。やはりおれが見るようには設定されていたのである。いやいや面白かった。詳細は別のところで書くかも、だが『殺し屋1』で初めて三池作品に遭遇、これからは全部見ますと監督に約束したものの、でるわでるわで1本も見ず、ようやく今回が2本目。三池さんの質疑応答もあいかわらずクール。しかし名古屋にある、ヤクザ処分場という発想は最高ではないか。評論家処分場ってどこにあるのか?『オーディション』ってもうDVDになってるかな?


2003年7月11日



夜、読売ホールにて、『インファナル・アフェア』を見る。いやな仕事、とでもいうのか、香港映画ほとんど見たことないし、いやな仕事にならなきゃいいいな、と思いながら見たら、これがすばらしい出来栄え。トニー・レオンは2回目だし、アンデイ・ラウにいたっては初めてだ。
麻薬密輸組織と警察双方に送り込まれた警察学校あがりのスパイが織り成すドラマなのだが、ラウとレオンの表情が共にすばらしい。ハリウッドがまたぞろリメイク権をとったらしいがやめたほうがいい。ラウとレオンにゃ勝てないよ。


2003年7月9日



うーん、ポロックの深みへ。

 

あたらしい本のタイトルがうかんだ。「映画のアウトサイド」の続編として「映画のダークサイド」。『ノワール・タッチ 映画のダークサイド』。わかりやすい。むろん『マルホランド・ドライブ』から過去のノワールへ遡行し、『キッスで殺せ』にたどり着く。『アメリカン・ノワール』はそのあとの書き下ろしと位置付ける。ライフ・デザインはこの流れにそって編集することにしよう。あくまで宣言ね。これまでそのとうりになったためしはない。全体のイメージができないとやる気がおきない。


2003年7月7日



大阪「Lマガジン」へ『PDL(パンチドランク・ラブ)』映画評送付。着くか?メール添付。遠いし。ミルクマンさんとの競演らしい。あとはポロックがらみ。芝山氏と久しぶりに呑む約束も
無理だな。夜の世界とは縁を切って久しい。


2003年7月5日



「映画秘宝」に、ブライアン・デ・パルマ『ファム・ファタール』原稿送信。届いたかはわからない。「ミステリ・マガジン」に原稿届けにいく。駅でタバコを出し、ああ、ここはいけない場所だ、と気づく。30円の値上げ。日本とは官僚による官僚のための金の収奪組織のことだ、と突然考える。


2003年7月1日



足し算の世界、紙の世界は奥が深そうだ。新鮮な職場である、あたらしい部署は。メールは何日に開けるかどうか、だ。

 

ドロシイ・B・ヒューズ『孤独な場所で』(ハヤカワ・ミステリ)、すばらしく面白い。

 

倉庫でようやくペギー・グッゲンハイムの伝記と自伝発見。よかった、むろん、映画『ポロック』の資料本である。資料当たりが一番面白い。


2003年6月30日



『セクレタリー』パンフにジェームズ・スペイダー論、『パンチドランク・ラブ』パンフにエミリー・ワトソン論……をようやく書き上げる。エミリー論をもって勝どきの川勝プロダクションへ。初めてだが、いやおれも欲しい。事務所とセクレタリー、と思わせるには十分な空間だった。


2003年6月24日



だめだ。PCにむかうまえに睡魔が。腰はゴムベルトでたちまち完治。すべての原稿が停滞しているが、どうしよう? 映画秘宝と、Lマガジンから原稿依頼まいこむ。

夜、『フォーン・ブース(PHONE BOOTH)』試写見る。これはアイデア勝利。おそらく売り出し俳優ならだれもがやりたかった役だろう。二女が見たがっている映画NO1.。キネ旬の関口さん、『フォーン・ブース』に出てるね。あまりにそっくり。

おれが書きたかったことをP・コーンウエルが書いたのが例のリッパーものだが、うーん、
まあ、ノワール集中。


2003年6月23日



『アメリカ映画がわかる』(朝日新聞社)で、谷川建司さんが、アメリカ映画を知る必読書として『きれいな猟奇』をあげてくれていた。うれしいな。疲れる季節なので、こういういい話は元気の素となる。


2003年6月8日



同士・石原郁子さんの一周忌で偲ぶ会へ。渋谷で高崎氏と待ち合わせ。警視庁近くの法曹会館ということで、すこし緊張したが逮捕されることはなかった。うーん、もう1年か? 早い、うちのは4年前だった。早い。中野理恵さんら挨拶に立ったみんなの思い出話がそれぞれすばらしかった。

タワーへ帰りに寄り、雑誌を何冊か購入。帰ってエミリー・ワトソンの映画をビデオで。


2003年6月5日



『ポロック』のプレス原稿のため、電通なきあと廃墟かと思われしがなんとかフロアーが埋まった聖路加タワー1Fへ。ジャクスン・ポロック! まあ、美術学校出の小生には直球依頼なわけだが、まあ、曲球返しを心がけよう。担当はソニーの小番頭、栗橋である。うらやましい本の家をいつのまにか小銭を貯めて建てたしっかりものである。書く条件はいうまでもなくおうち拝見。これが楽しみ。ポロック本、我が家で探せるか、10冊はあったと思うけど。


2003年6月4日



シネマパリジャンの日名氏より電話あり。急な試写にかけつける。何年ぶりかで川本三郎さんにおめにかかる。互いに病気ばなし。
『リード・マイ・リップス』、監督は初めてのジャック・オディアールだが、またまた悔やむことになる。かれの『天使が隣で眠る夜』を見逃していたことを。いや、面白かった。ジム・トンプスンの、たとえば『深夜のベルボーイ』なんてこいつに撮らせたいと思うほどだ。


2003年6月2日



平凡社より山田宏一
『フランソワ・トリュフォー映画読本』いただく。これからは製作部というところで原価計算の毎日なので、すぐにこれは安い、なにかのまちがいでは、と本能的に思ってしまった。これからはなんでも原価主義ですぜ。すぐ対応してしまうのがオレのわるいくせだが、まあ多重人格なのでそれなりにきいておいてください。

解説を書いたポピー・Z・ブライト
『絢爛たる屍』(文春文庫)が永嶋さんより送られてくる。これは必読のきれいな悪書! 水洗トイレでアナルに水を当てながらおよみください。永嶋さんとこから次に『くたばれ! ハリウッド』が映画公開にあわせて文庫本ででる。映画のプレスシートの1部をオレが書いた。うそみたいに面白い映画プロジューサーの成り上がり物語。

 

アナルではなく、少年時代のフェラから話が始まるとてつもないホラばなしでたのしんだのがクルーニー初監督作『コンフェッション』、画面の構成、人工彩色も効果的。しかし、うそかまことか? あれ、ブラピが!!!


2003年6月1日



次女がエミネムの『8マイル』を見に行き、「よかった、やっぱり似てるよ、おとうさんに(笑)」。パンフはLP調のでかいもので、すばらしい。「FUCKが多すぎるって、訳し分け大変だわ」とさすが字幕監修者の娘だけのことはある。Tがエミネム・コンサートのおみやを買い置きしてくれているので来週にはゲットしなくてはいけない。

『ロスト・イン・ラマンチャ』見るが、よくこんな状況でクランク。インしたものだ、監督は失敗を求めて、失敗する恍惚のためにそうしたとしか思えない。ラフ・スケッチを動かして、ギリアム・アニメで撮れば、最高だろうに。

あとは終日ノラン『ダシール・ハメット』を読みつづける。


2003年5月28日



夜、川勝プロ設立パーテイ。おれが2年前、腰痛をかかえながら雨にうたれて歩いた、中目黒のカフェが会場。Uとブックファ―スト渋谷店のI(結婚おめでとう)を誘って、8時すぎに会場へ。こみこみの会場だが、2階が改装されて、以前は梯子だったのにいまは階段がしっかりしたものになり、息子が爆睡していたソファはりっぱなものになっている。緒川たまきさん、掟ポルシェ、ミルクマン斉藤(お子は生まれたか?聞き漏らした)に京都の夜以来の再会。多くの人としゃべったがイニシャルもつきるので略。


2003年5月24日



横浜へ息子と横浜―巨人戦。どちらにもさほど興味はないが、横浜スタジアムはどんなものかな、と。江戸清のチャーシューを買うというのが第一目的だったが。空が見えるというのはいい、ドームなんていきたくもない。急勾配で、くらくらした。うしろの親父がビールをおれの背中へ。江藤のホームランとか見たくなかったな。どうせなら横浜の村田のを見たかっ
た。帰りの電車で息子とうとうと。テリー・サザーン原稿、きのうタチの会場で締め切り念押しされたし、エミリー・ワトソンの過去映画見なくてはいけないし、まあ、明日もあるし、とうとうと。エミネムへいけなかったのでTに娘へのおみやをお願いしてしまったが、中央線でこれも疲れでうとうとするエミネム男、女を散見する。きのう、エミネムを意識してボウシをかぶっていたが、だれもそうとはわからなかったようだ。


2003年5月23日



いやあ、この映画を見るために映画人生はあったのか? 『ブルーベルベット』以来のとてつもないエクスタシーががんがん体内に流れ込み……こんな幸せは数えるほどしかない。
ジャック・タチ
『プレイ・タイム』70ミリ上映版!!! リンチにあったとき、タチこそが天才だ、といったがよおくわかった。リンチがカンヌ審査委員長を引き受けた理由のひとつはこの映画のカンヌ特別上映だったにちがいない。高崎氏、金沢シネモンド2人、宣伝Sらと喜びを分かち合う。心からの上映感謝。パンテオンも消えるが、ここで見たクレージーな作品の記憶はいままで『エル・トポ』だったがこれにタチが加わった。『2001年宇宙の旅』と肩を並べる宇宙的なアヴァンギャルド!大好き、だ。ザジ・フィルムありがとさん。


2003年5月19日



とある文化財指定ビルにあるオフィスへ、ひそかにある写真展を見に行く。夫が妻を撮った写真。というと隠微だが、アウトサイダー系アーテイストの写真だ。オフィスの主は小出由紀子さん。会話するうち、彼女こそヘンリー・ダーガーを日本に知らしめた
『非現実の王国で』(作品社)の翻訳者だとわかる。あれはすごい仕事だ。情熱である。帰りに本を頂いてしまった。すみません。前日、ぼくの『きれいな猟奇』を読んでとてつもない悪夢を見てしまったとのこと。すみません。


2003年5月18日



廃墟メンバーで大阪・都島リトル・ワンダーへ。日曜なのに開けて待っていてくれ、感激。
前回のとき会った英会話教室をひらいているロシア人はぼくのことを、彼は怪しい(笑)と。
しまった、ばれたか! そっちも怪しいぞ。


2003年5月17日



京都から、メンバー6人でレンタバンにてお国入り。雨模様のはずがいい天気で作業日としては万全? しかし、廃屋寸前というか、すでに廃屋というか、自然の猛威は室内にも入り込み、もはや内は外、外は内。福も鬼も混乱するのではないか? 本は2年前から変わらず、意外に黴が少ない。みんなSARS用マスクを着用、渦巻きマークで電磁波を防ぎつつ、もくもくと作業着手。ボランティア諸氏に心から感謝。詳細は後日。

夜は京都みなみ会館へ駆けつけ、川勝正幸編
『午前2時のビデオショップ』発売記念オールナイト・トークショーに飛び入り参加。字幕監修映画『散歩する惑星』のことをしゃべったわけだが即脱線、緒川たまきさんに思いきり「何を言ってるかわかりませーん!」と微笑まれ、幸せになる。ぼくにも自分があまりわかりませーん。掟ポルシェ、安田謙一、すこぶるいいひと。ミルクマン斎藤、もうすぐ父親になるとかで、いつにも増してふくふくしい。


2003年5月9日



シネマライズで
『アダプターション』試写。2階へあがり、あれれ、2階は初めて、と気づく。それを言うと、また頼さん夫婦たちにあきれられてしまった。なかなかの掃除のしにくい空間のひろがりがすばらしい、と言ったらそうなのよ、とそこは共感された。作家のオーラがしたと思ったら、松だった。

6日には
『セクレタリー』を見て、大笑いしたが、その主演女優が『アダプテーション』にちょいと。この2作とも楽しめた。『呪怨2』のプレス原稿にY泣く、叶井は笑ったかな?


2003年4月28日



『HERO』見る。GAGAの浦谷嬢が受付に。アレレ、転職か。『HERO』、けれん味がきいて、へええ。「切腹」を思わせる語りの構築。「この監督初めて」と言ったら今野雄二さんも高崎俊夫さんも驚いていたが、うーん、申し訳ない。

帰宅途中にゴールデン街の関根の店へ寄る(つもり)。ロバート・エヴァンス『くたばれ! ハリウッド』(文藝春秋)読みすすめる。プレスのためだが、まったく嘘のような面白さ。「映画秘宝」の小生の写真、多くの人が指摘するように、あまりに大きい(笑)。


2003年4月23日



午前中に
『呪怨2』見る。翻訳家・大森望さん、「映画秘宝」のカメラマン(笑)田野辺さん、ライターの尾崎一男さんらに会う。いや今回のほうが仕掛けが好み。パワフルなしあがり。主題歌を歌っている推定少女、に会いたいな、というとYが中学生ですよ、ビキニの。ますます会いたい。「江口洋介」に会う。あいかわらず自己中な野郎で勝手に〆きり設定してやがんの。
うーん、どう書くか?日本映画は『殺し屋1』以来だ。田野辺さん、キャラ爆発。秘宝の秘宝である。

昨日はゴールデン街で関根の店のオープニングだった。いちおう、Oの携帯を通して、お祝いの言葉を。お店の名前忘れたけど、なんか横文字。みんな行ってやってください。

 


2003年4月22日



「映画秘宝」の田野辺はいいやつなんだけど、写真の技術がなあ。まだ見てないけど、
なんか写真に否定的なメールが相ついだので、こわくて見れない。そんな年でもあるめいよ。アルメイダってなんだっけ?イラク系か?

森巣博氏の『非国民』(幻冬舎)いただく。

 

秘書のつぶやき:アルカイダ?


2003年4月21日



ポピー・Z・ブライト『絢爛たる屍』解説、ようやく頭のなかでおちつきどころが見つかったので、台所に座る。傑作だ。マリリン・マンソンの新譜を聴きながら書く。タイトルはまさに『きれいな猟奇』のサブタイトルにふさわしい。グロテスクの黄金時代、だからな。ブライトのところへタイトルだけ使ってみよう。

『呪怨2』についてYより電話。見ることに。『エデンより彼方に』、『牛頭』、『セクレタリー』は見なくては。時間あるか。


2003年4月20日



後楽園球場、あ、いまは東京ドームか、とにかくそこへ息子と日本ハム―西武戦を見に。
内野自由席というのはぐるりどこでも見れて、最高だった。入り口で女のコから入念なボデイ・チェックを受ける。「前にウエポンが隠れてるよ」と言ったら、きょとんとしていて、あ、いけないこんな冗談……頭のなかがゲイ・エイズ・シリアルキラーでいっぱいだから、こんなことに。4−2で日本ハム勝利。ヒルマンがベンチで動き回っているのがよく見えた。

きのうは娘のPTA。親業が4月は多し。


2003年4月11日



娘たちに起こせと頼んだのに、どうもむこうも新学期の疲れで眠ったらしく起こしてくれず、深夜に原稿書くことあたわず。5時に起きたら、松井が打席にいた。みながら、ダニー・ボイル『28日後』のプレス原稿。途中、娘がお弁当を作り、息子の朝食つくりのため、書斎(台所)が使用不能に。しかし、原稿はすらすらとあがり、上の娘に送信してもらう。

11時のランチで、築地の場内へ。安らぎました。


2003年4月4日


夜、『シテイ・オブ・ゴッド』。パワーフル。おそろしくプロの技が光る映画だ。スラムの明日なき世代。

あとアスミックの若き重鎮、若林ほかと飲む。ひさしぶりのビール。


2003年4月3日


朝、Kにもらったリンチ+ネフのシングルCD『カンヌ・メモリー』を聴く。リンチがニ二・ロッソ・タイプのトランペットを吹いており、これがナイーブかつメロデイアスで驚きの癒し系。

フランソワ・トリュフォー『ピアニストを撃て』を見る。30年ぶりだろうか。紀伊国屋名画座以来の。柳下毅一郎ほか、なにかコアな試写室だった。


2003年3月24日


ジム・トンプスン『深夜のベルボーイ』(扶桑社)いただく。一気読み。トンプスンはどれを読んでもしっくりくる。肌があうのだ。

最近、映画は見てない、腰痛で。しかし、それを言うと、みなさんがテープを送ってくれる。最初の10分ほどで、これは思う作品はテープを止める。やはりスクリーンで見なくては、と思うわけだ。しかし、いずれにせよ、しばらくは行けない。単行本があるからね。


2003年3月18日


何十年ぶりかで『キャンデイ』を見た。ゆるりとエロが発散されるが、かわいい過激なので、
あややの決めノリと変わらない。プチグラ伊藤氏と立ち話。

 

そのあと、森直人さんと連れ立ってゴールデン街に隣接した不思議な庵へ行きM&Mのご接待を受ける。久しぶりに明け方まで飲んで、これがまったく苦痛ではない。相手がいいってことだ。関根が始める店をゴールデン街を歩いて探したがわからず。

 

中央公論新社から『廃墟大全』(文庫)送られてきていた。


2003年3月10日


仕事で六本木へ。柱巻きをブルータス4/15日号でやるために駅構内の太い柱の確認のためである。

GのTとベトナム・ランチ。

谷川渥さんから『廃墟の美学』(集英社新書)送っていただく。

クローネンバーグ『スパイダー』のパンフ用原稿を書き上げ、佐々木さんにメール送信。


2003年3月9日


青山に『処女』(渋谷イメージフォーラムにて21日公開)のパンフ原稿を届けにいく。あと、プレノンの城戸さんと篠原さんと編集の高崎氏とともにおいしいイタメシやさんへ。おいしい場所を城戸さんは本能的に察知するようで、これまでまちがった味の店へ行った記憶はない。日曜の昼間にワインを飲みながら、ひさしぶりの談笑。『処女』の監督インタビューは芝山幹郎が担当、めちゃ面白いらしい。おれの原稿?恥かしい内容であります。いつもの。

『スパイダー』のレイフ・ファインズもどきのファッションで渋谷を歩いていたら、あとでわかったが、にっかつのSがどうも滝本さんらしい、でもTシャツじゃない……とか思いながら(当たり前だ、寒いし)うかがっていたらしい。どこかでだれかが……。


2003年3月4日


京都の我が家へ帰省していたが、難問山積。村の同級生はリストラにあい農作業に従事していた。家の廃墟化は進行していたが、なんとか南むきの萱葺き部分は健在。うーん、取り壊し200万とかいわれると……。

きょうは帰りの時間を利用して、大阪の都島にあるリトル・ワンダーへ。寒い、雪まで落ちている。途中、不思議なアパート、大正時代のミステリの雰囲気が漂っていて、しばらくそのまわりをうろつく。中央部に階段があり、あがっていきたかったが人が住んでるのでやめておく。ニット帽をふかくかぶりロングコートのわが風体は自分がみてもあやしい。

大阪のボウイ・フリークの聖地(となるか?)リトル・ワンダーはこのアパートの近く。いやいまだかってフアンのかたにこんなに歓待をうけたことはないのではないか。うれしい。絶えずボウイの曲がながれ、開放感あふれるカフェ。そこのテーブルのひとつが滝本誠コーナーなのである。

 

ちょうど行ったのがお昼前。おなかが当然のようにすいていて、どうも無意識に、あのお、ごはんごはん・・・と訴えていたようなのだ。リトル・ワンダーを店開きした素子さんが作ってくれたランチを申し訳なくも当たり前のような顔をしていただく。お味噌汁がじつに好みの味。このあたりのずうずうしさは業界では有名で初めての訪問先でも平気で、あのコーヒーおいしいのあります?と言ったりするいけない性格はここでも存分に発揮され、そしてあまりの居心地のよさに6時前までいついてしまった。

 

素子さんの3人の相棒のうち恵美子さんは4人の子持ちであり、まだ小さい。そんななかでこうした楽しい目的をもったカフェの開店へこぎつけたパワーはすごい、すごい。白壁がちょっとした個展をひらくにちょうどいいスペースとなっていて、ここで功野さんのボウイきりえ展とかいいなあ、とかいろいろおしゃべりした。功野さんをここへ連れてこないてはない。さっそく帰ったら連絡してみよう。
 



2003年2月28日


人さまからのメールでブロス問題を知る。持永氏は『殺し屋1』のトークのとき会ったな、話はできなかったけど。町山はダチだ。うーん、すさまじいかも。飛ぶぞ、今朝の松井のホームランじゃなく、だれかの首が。


2003年2月27日


アスミックの関根さんが夜の世界に船出する挨拶に。「アリスの長襦袢」というお店で、おいしい酒を飲ませるという。「アリス・・・」はオレが勝手につけた名前で嘘だけどね。開店したら詳細は報告。いま改築中のお店のデザインをレノン・コーヒーを呑みながら拝聴する。
同席は合流したミラクル3人娘。青いレイを送られる。ポール・マイケル・アンダーソンの新作がらみのレイである。まだ座るといたいが、関根が業界を去るのにそんこといってられない。

「ハイ・シエラ」の映画原作がハヤカワから翻訳出版、この名作の原作を狙った初訳シリーズはうまい。

フランク・シナトラの暗黒系をこのところ集中してDVDで見たが、すごくいい。スタバへ入ったら、スタバ・オリジナルでシナトラのCDが並べてあり写真がいい。買ってしまった。


2003年2月25日


うーん、うーん、うーん。
これがここ1ヶ月の状況である。風邪とぎっくり腰で大半の日々を会社休み。出社しても座ると起ちあがるのに一苦労。もう引退ちかい(これっておれの常套句だが心に一片のシンジツはなし)。たのしく日々感謝の気持ちで送ろう。イタタ。

試写もいけず、本も横になって読むからすぐ眠くなる。いま50年代基礎資料をお風呂で、ノワール関連を電車でちびちび読み世界をつくっていく作業だ。

 

きのうTVをつけたら早川書房の吉田氏がでていた。


2003年1月15日


『アレックス』に命をかける配給会社の恒例の新年会へ。『鉄腕アトム』DVDボックスセットが当たる!!!。うれしい。ことしの運はこれで使い果たしたような。

『サンセット大通り』DVDがもうすぐでるね、とか話す。パラマウントから。カットされた冒頭のシーンも特典映像ではいってるらいいよ、とか。


2003年1月14日


わが唯一の時評的映画媒体CASAブルータスに『ボーリング・フォー・コロンバイン』原稿。はじめてPCから送信ができた。だらしないジーンズのケツのあたりのたるみの魅力(?)について書く。おれが銃を持ったら確実にだれかを撃つね、おそらくは快感から。

フイルムアート社の年賀状の上半期予定見てたら、畏友・大場正明の、オルタナテイヴ・アメリカの予告が。みんな着々だな、がんばろ。


10時の試写もっと増やしてほしいね。そしたら支障なくもうすこし行けるのに。

夜、布団のなかで、PCいじってたら、なんや輸入DVD見れるやんか。トニー・スコット監督、ボウイ主演でアーテイスト・テーマの『ハンガー』見る。なんかアウトサイド期の猟奇ぷんぷん。面白かった。


2003年1月10日


青山にて、新年会2。いそぎ『ビロウ』に駆け込んで参加。映画は面白い出来だった。新年会はとある映画についての川勝パーテイの様相で、いつもながらのアバウトな会話をしてしまった。フィッシュ・デザイン2人組、ミラクルの新人ともりだくさん。Tのマッサージを受けて、眠ってしまった。前日は3人の会で新年の挨拶初呑み、2日続きは何年ぶりかだがやはり身体にこたえる。

 


2003年1月8日


パトリシア・コーンウェルがついにジャック・ザ・リッパーを特定した!という話題はヴァ二ティ・フェア誌でも大きくとりあげていたが、いよいよその『殺人者の肖像』が刊行された。画家が犯人という、オレ好みの展開。

あと、今野雄二さんがノベライズした『ストーカー』のあとがきを読んでて、しまった試写いくんだった、と地団太ふんだ。というのはこの映画の監督とは『きれいな猟奇』でフィーチャーしたナイン・インチ・ネイルズのミュージック・ビデオの監督と知ったからだ。こまめにみないと駄目だな。


2003年1月7日


タワーレコード渋谷へ行き、7階で何冊か買いこむ。アマゾンもいいがやはりブツを見てのショッピングはなにものにも代えがたい。驚愕というか、歓喜というべきはそもそもフィルム・ノワールという言葉を一般化したフランスの批評書の英訳が出たことだ。次回のミステリ・マガジンのコラムのネタができたってことだ。うれちいな。このところ勉強不足を痛感しつづけているので、がんばろ。

ブライアン・デ・パルマ・フアンなら涙なしには見れない『ファム・ファタル』の公開前後に新刊を出したい。ノワールな。


2003年1月6日


早川書房へ原稿持っていく。エルロイの女房が小説を書いた、とかいろいろノワール雑ネタばなし。年4回、洋書ガイド欄担当しているのだが、小生が紹介するのはノワールのそれもヴィジュアル系。

思えば去年は文庫解説として、『ヴィドック』(角川文庫)、それに『ハンニバル』(ハヤカワ文庫)を書き、今年はじめはエルロイ短編集『ハリウッド・ノクターン』(文春文庫)が出る。
年2冊ペースか。


2002年12月25日


インペリアルの財津氏から電話。恵比寿ガーデンで、『ウエイキング・ライフ』上映中にCDが200枚以上売れたらしい。良かった。

隣りの書店でリチャード・コンドン『影なき狙撃者』(ハヤカワ文庫)、ドン・デリーロ『ボデイ・アーテイスト』(新潮社)を購入。

初の字幕監修の『散歩する惑星』、D・クローネンバーグ『スパイダー』のプレスを書き上げたあとで読めるかと思って買ったのだが、まだ、「ミステリマガジン」と「CASA」と、「猟奇的な彼女」の原稿がワン・ツー・スリー!と入稿を待っている。

 


2002年12月20日


『007』を見る。金正日がはやくも見て激怒、というから猛烈に見たくなったのだ。『007』は『殺しの番号』(ショーン・コネリー)が出現したとき、ちょうど橋幸夫の「潮来笠」という任侠歌謡がヒットしていたなあ。などと来し方に思いをめぐらしてしまった。

大阪のLマガジンから電話。『レッド・ドラゴン』映画評の依頼だが、興味なし、と断る。でもいうまでもなく大阪女性は面白いので、うまく作品があえば書きます。愛すべきミルクマン将軍の紹介でもあるし。

 


2002年12月19日


DVD『ザ・プロフェッショナル』をSPOのO女史からいただく。

 

なかなかあがらず、いくつかの原稿。なんせ、東芝最高マシーンにむかう気力が肩痛睡眠不足でおきない。まあ、がまんがまん。


2002年12月17日


『Mr.デイーズ』をタクシーを飛ばして見に行く。アダムをチェックしにいったわけだが、みょうに泣けた。なんか涙腺が甘くなってるな。泣けたのは恋とかではなく、カードの言葉を考え、応募しつづけるその姿勢だ。L文学ならぬL映画の流れ。『猟奇的な彼女』以来、L映画へ傾斜しつつあるな、いいことかも。

アスミックより『バーバー』限定DVD届く。解説を書いたからだが、なんかすみずみまで心が届いたしあがりだ。愛、だ。愛のないパッケージとか多すぎるから、余計引き立つ。

 


2002年12月10日


夜、シネマライズにて『モーヴァン』試写。原作とCDがお土産の豪華な試写だった。気を感じた、と思ったらミラクルボイスのTだった。頼さん夫婦が例のごとく。

その後、六本木へ。


2002年12月9日


早川書房より、ダニエル・チヤヴァリア『バイク・ガールと野郎ども』いただく。これは好きなタイプだ。イカレ系ということである。あと、季刊詩誌「ミッドナイト・プレス」18いただく。松浦寿輝の詩「光の庭」に感嘆!!おれはもうォ下劣世界へどっぷり入っているから書けないが書きたい詩ではある。嫉妬するなあ。最近、ひとのものに嫉妬する。詩にかぎらず・・・。


2002年12月6日


エルロイ短編集『ハリウッド・ノクターン』の文庫解説、妙に苦労したが(これまでいろいろ書いてきたことには触れないようにした。あとPCワードがまだ馴染まず)、とりあえず書き上げて、四谷で文藝春秋のMrノワールにフロッピー渡し。

夜ブルータス&カーサ・ブルータスの忘年会にちらと顔を出す。


2002年12月5日


午後、デイヴィッド・クローネンバーグの新作『スパイダー』の解説打ち合せを和風ティー・バーで、OのMと。途中、だれかに呼ばれたと思ったら、AのYだった。呑み会話を20秒。週1の割り振りがなかなかむずかしい。

夜、『REM』レイトショーの打ち上げと称して、クロックワークスの上阪とFと業界の母こと、田畑(嬢×3ぐらい?)と、火鍋つつき。わずかでもかかわった映画の入りはとても気になる。


2002年11月26日


ポール・トーマス・アンダーソンの新作をようやく東和試写室にたどり着いて見た。川勝氏からフィッシュ・デザインを紹介される。映画パンフに新風を吹き込んでいる2人組だ。

映画はもちろん面白い。エミリー・ワトソンをアメリにキャステイングしたかったわけは、この映画をみればはっきりする。

夜はGの女豹3人の接待。延々と続く楽しい食事・雑談。E・H・エリックがポイントだった?


2002年11月25日


美学校で『神に選ばれし無敵の男』。ヘルツォークの久しぶりの長編作品。あれ、ヘルは隠れユダヤ? とでもいうべき作品。アメリカで好きな監督はときかれ、筆頭にリンチを挙げていたなあ、ヘル氏は。受付のKに『ハヌッセン』のビデオ渡す必要あって、1回目の試写を見ることに。

 


2002年11月24日


三鷹の森ジブリ美術館へ招待されて急に思いついて行って来た。受付にMのFが。袋をもらって、娘たちはさっそくがさがさ、ここは受付だよ。おみや大好きは父親譲りだ。

完成状態で入ったのははじめてだが、荒俣宏が関与した、飛行の博物誌の部屋とか、おもしろい。

とにかくまったりとした空間で働いている女性たちもとてもやさしくのどかだ。横になれる空間を用意してくれるとなおうれしいが、年寄には。元MのTはあいかわらず元気だった。

夜はPCのワードで格闘、ワープロがついに老衰死したため急遽、東芝の最新作をいじりだしたが、まだどうにも他人事のような文章をうちだす。でも、『バーバー』DVD用原稿を書き、『スコルピオンの恋まじない』パンフ原稿をを書き終えてようやく馴染みだした。

 


2002年11月22日


アンテナ・オフィスへ小さいころの写真を持っていく。ほとんどが故郷で黴が生え、いまや雨漏りでどぼどぼ状態が、全滅だろうから残った貴重な写真ということになる。

平林編集のアートマニア1号でぼくの17歳のときの短歌(高3コース掲載)がのるわけが、そこでの写真がなく、小学校のときの写真で埋め合わせをすることに。

森巣 博さんの『セクスぺリエンス』(集英社)をいただく。

 


2002年11月19日


夜に『ギャング・オブ・ニューヨーク』試写。早めにいったはずなのに、長蛇の列が上の階段まで。あれ、貿易センタービルが健在!

この時代の混沌は映画をみるまでわからなかった。ルイスがすごい、またまた。

そのあと、不思議体験。Xの枢軸4人が勢ぞろいしてのトラップ・トリップ、楽しい一夜だった。Kも忘れられない(忘れたいかも)誕生日となったことでしょう。そろそろ自分の年齢を
問わないといけない、かも、なんてね。引退勧告、なんてね。

 


2002年11月15日


いま、お風呂で読んでいるのがマイケル・スレイド『髑髏島の惨劇』(文春文庫)なのだが、
これが暗黒情報をギッチリ散らばしてなかなかの娯楽作。イレイザーヘッドもキング・クリムゾンもインテリアとして登場。切り裂きジャックへの新解釈が根にあり一気読みだ。

夜は全員初めてという、女豹たち3人に囲まれるわけだが……。

 


2002年11月12日


夜、ワーナーにて『ブラッド・ワーク』、イーストウッドの新作である。しかし、『恐怖のメロデイ』から30年、70歳。元気だわ、心臓移植のあとでも女とベットインするし。

あと、芝山幹郎、高崎俊夫と新橋でビールと軽い食事。老いゆく身をだましてどうイーストウッドするか? がテーマのような気が……。

 


2002年11月11日


叶井のアメリ外伝というか外道伝というか、『ビッグ・ヒットは股間でつかめ』を通勤時に読む。1000人切りを豪語する常時テントを張った男の気配はなく、Z級ビジネスにいそしんできた男の匂いが心地いい。

接待されたからなあ、これぐらいは書かないと。

嘘だよ、イヤなやつだったら、おれはかけらも触れないよ。

夜、パルマの「ボデイ・ダブル」をひさしぶりにLDで見る。いいな下品なキャメラの淫蕩。

 


2002年11月8日


鬼門というか、カフカの城というか、デ・パルマのたまらないフェチ満載『ファム・ファタル』のキー・イメージ、デジャブというか、Kの呪いというか、どうにもたどり着けない試写室というのがある。2回ほど行った記憶があるが、いずれも引率付きだったため、あいまいな土地勘しかない。途中まで歩いて、デジャブに襲われた。この道はこのまえもたどりつけなかったというデジャブだ。案の定、駄目だった。歩きまわるうち尿意が……。しようがなく植え込みにテクを使って放尿。麹町は警官が多く、彼らを出しぬくのは困難と思われたが、泣くコと尿意には勝てない。警官が近くを歩いていたが、気づかなかった。このテクが失敗したことはない。Kとランチしとくんだった。

二人のK、どちらも姓名略がKKというのがデ・パルマの定番ダブルを感じさせる。

会社に着くと叶井の不気味本が届いていた。


ついてない1日。


2002年11月6日


アキ・カウリスマキ『過去のない男』はいい。歌がいいのだ。リンチがえらぶのも無理はない。来年おれもこんな感じ?かも。懐かしい顔、意外な顔に多く会った。

このところいい映画にあたる。

 


2002年11月1日


みょうにあがったトークショーとなった。ある気配をセンサーが察知したためであり、観客のほうを見るな、とセンサーが警報をだしている。といってもだれにも(?)わからないか。電波系でないことは救いか。
タルコフスキー新稿はまだあがらず。

まだ処女評論集が何冊かダゲレオにあったことが驚き。受け付けで売られていた。もう流通では絶版あつかいとなっている。


幻のライナー本、なかなかいいしあがり。アンテナへいき4人で歓談、食事。

 


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