4月18日

偶然に、といってもなかなか行けない試写会で柳下毅一郎とバタリと、バタリはまずいかバッタリと。あいかわらず元気で安心、俺はときどき日和るが、こいつはつねに確信犯、気が休まるのである。同席はレオの「言いたい放題娘」羽根さん。デイヴィッド・ボウイ関係でいろいろお世話になったクラブの副会長である。いろいろヤバネタが飛び交い、あっという間のスターバックスであった。見た映画のタイトルは忘れたが、おもしろかった。な、柳下ちゃん。このところ、ブライアン・デ・パルマの「ミッション・トウ・マーズ」を見てからだが、ちょっと体調が悪化。しかし、ミッションは「映画秘宝」向きだぜ。な、柳下。リプリー見たかったが、受け付けで養老院のジジイと思われるのもシャクだからやめた。「BRIO」の連載、ゴールデン・ウイーク前だから作品に困ったが、困ったときのヘラルド映画、無理なお願いをすることにする。長塚ちゃんは完璧だ。困るのは「メンズ・エクストラ」だ。こちらは、ポランスキー「ナインス・ゲート」でいこう。古書がでてくれば幸せな男にこのテの映画はそれだけで満足してしまうところがある。小生のいくつかの原稿、セクハラに該当らしいが、そういわれても、アルツだからな。  


4月13日

「ハンニバル」、現在、電車のなかで読み進めている。いいね、ぜんぶいつかどこかで見たハリウッド・クライム・アクション映画のようでもあり、しかもそのグロテスクさはヨーロッパの奥深い淀みを攪拌し、まったく小生好みの出来の予感。まだレクタ―登場したばかりだけど、その登場がカッコいい。惚れるね、レクタ―には。誰もが夢みるインテリのあるべき姿ですね。トム・リプリーと並ぶ理想の狂気でしょう。

目下のところ、書き下ろしとして「キッスで殺せ!」論、そして「ハンニバル」論も評論集に収録したいな、と思っています。平林嬢より、すばらしい目次があがってきて、これで中身があればオーケーということに。おもしろそうだね。  


秘書のつぶやき

「これで中身があれば、オッケー」と他人事のようにおっしゃる滝本先生。
中身は誰が書くのでしょう……。



3月31日

前回嘆いた原稿はようやく終了。あ、まだエル・ジャポンの少女文学もの、産経新聞の「ボーン・コレクター」インタビュー、アサヤンのアメリカン・ビューティーの川勝仕事、ミステリマガジンの連載、もう一本映画パンフの原稿が残っていた。映画はこのあいだ、2本しか見れず。まさにブリオの連載タイトル「月に2本は映画を見る」は読者のためではなく、筆者のためのタイトルだったか、と編集者の慧眼に感服、一服。ジム・トンプスン・ノワール「残酷な夜」(扶桑社)の解説は、10枚の予定が、文体がうねるうちに我を忘れ25枚に。いけないことだがしょうがない。ぜひ「残酷な夜」をお買い求めください。ビターズ・エンドから「ジョン・カサベテスは語る」をいただく。カサベテスもすごいファンにささえられている幸せな映画作家である。石原郁子さんからは「イースト・アジア映画の旅」「映画をとおして異国へ」の同時刊行の2冊をいただく。自分の下品な文章が彼女の文章を読むとひどくよくわかる。で、どうなるというものではないが。  

秘書のつぶやき

「残酷な夜」のうねる解説、はやく読みたいです。



3月13日

目下の課題は、スパイク・リー「サマー・オブ・サム」、「アシッドハウス」のパンフ。 ジム・トンプスン<残酷な夜>(扶桑社)の解説。 懸案のアスキーの恋愛映画20選。これはひっぱってます。思いきり。 なんせ恋愛って何? の人だからね。教えてください、そこのお若いの。 あとは、「エル・ジャポン」でのガーリー特集用原稿。
教えてもらったのは、 「ダ・ヴィンチ」4月号で、小生がべた誉めにあっているとのこと。 ミステリー評論家の池上冬樹氏が<これぞ名解説>として 「ロスト・ハイウエイ」(扶桑社文庫)のボクのをあげて絶賛してくれている。うれしい。 なんせこのホームページのオーナー平林女史にしてからが、 ラブリーな実物とはあまりにも異なるボクの写真を「タキヤンの部屋」の玄関にかかげて、まだ数人 しかこない(よね? ネットはよくしらんけに)客を脅かしている時代に、絶賛してくれるのである。 うれしい。
吉野仁氏も会ったことはないがトンプスンをなんとか盛り上げていきたい 同好の士である。がんばりたい。リンチに無償の愛を注いだように、 トンプスンもまたその種の愛の対象である。 いい解説書けるかしらん。 柳下とこのところ会ってないな。  


秘書のつぶやき

池上冬樹氏のタキヤン評、すばらしいですね!
ポートレイト写真についてはかなりご不満の様子なので、近々ラブリーな写真に変更します。



 

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